ノードに専用回線等で接続する(ノード接続)場合の準備および注意点
- ノードを設置しているデータセンタの住所は非公開情報です。
専用回線等の手配のために必要となる場合、「データセンタ住所等問合せ」の開示申請によって、
加入機関に個別に開示します。以下に該当する場合には、開示申請を行ってください。- 接続を予定しているノードのデータセンタの情報の開示を受けていない場合
- 以前の開示から時間が経過している場合(接続先のラック番号が変わる場合があります)
- 以前の開示申請時とは異なるインタフェースでの接続を予定している場合(接続先ラックが変わる場合があります)
なお、接続先ラックとして複数の可能性のあるノードの場合、この情報開示のみでは接続先ラックが確定しないことがあります。
また、回線終端装置等の設置位置や、回線の接続先ポート番号の情報は、この情報開示には含まれません。
これら情報は、接続申請の提出を受けて案内します。 - SINETの提供するインタフェース種別のいずれかに適合する回線を準備してください。
SINET5では以下のインタフェースを提供しています。- 100GBASE-LR4 (2芯シングルモード・SCコネクタ)
- 40GBASE-LR4 (2芯シングルモード・SCコネクタ)
- 10GBASE-LR (2芯シングルモード・SCコネクタ)
- 1000BASE-LX (2芯シングルモード・SCコネクタ)
- 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (メタル・RJ45コネクタ)
10GBASE-LR以上の帯域を持つインタフェースは、ノードごとの既設加入機関接続状況によっては即座の提供が
できない場合があるため、十分事前に学術基盤課にご相談ください。特に、40G/100Gインタフェースについては、
原則として加入機関あたり1インタフェースのみの提供となります(2016年度現在)。 - 回線のデータセンタ内区間(構内配線部分)は、ご利用になる回線事業者が当該データセンタに
敷設を依頼する形態で提供されます。ご利用となる回線事業者と接続先ノードのデータセンタの組み合わせによっては、
当該構内配線区間の手配に数ヶ月の時間を要する場合があります。早めの手配をおすすめします。 - ノードのSINETラックに設置できる機器には制限があります。
ノードのSINETラックには、引き込まれる回線あたり、サイズおよび消費電力が基準を満たす「回線終端装置」
ないしは「メディアコンバータ」を最大で1台のみ設置できます。L2スイッチ・L3スイッチ・ルータ等を設置する
ことはできません。詳しくは「SINETラックスペース内設置機器の許容基準について」を参照してください。 - インタフェースのネゴシエーションは「オートネゴシエーション」を原則とします。
回線終端装置等の制約によって他のネゴシエーション設定が必要となる場合、
申請時もしくは回線の物理接続作業時に申し出てください。
また、メタルインタフェースでの接続の場合、一般にクロスケーブルは必要ではありませんが、
あらゆる回線終端装置等との接続性を保証するものではありませんので、ご注意下さい。