インターネット接続(IPv4/IPv6 Dual)サービスはSINETの基本サービスであり、高速で安定したネットワーク接続を提供しています。
概要・特長
- 高速で安定したネットワーク接続を活用できます。
- 利用環境に合わせて IPv4のみ、IPv6のみ(ネイティブ)、デュアルスタック を選択できます。
SINETではいずれについても IPv4/IPv6 Dualサービスとして扱います。 - オプションとしてBGP、QoS なども利用可能です。
活用事例集
IPv4/IPv6 Dualサービスの活用事例は「IP Dual 一覧」をご覧ください。
利用の準備
後述の注意事項・備考も必ずお読みください。
- サービスの利用に先立ち、SINETへの加入と物理的接続が必要です。新規加入をご参照ください。
※物理的接続と当サービス利用を同時に開始することもできます。 - 必要に応じ本サービスに使用するIPアドレスの割り当てを受けてください。IPアドレス割当サービス
※PIアドレスやSINETから割り当て済みのPAアドレスの使用など、詳細は注意事項・備考をご参照ください。 - 規程・ガイドライン にて「SINETネットワークサービスガイドライン」をご確認ください。
- ネットワークサービス共通ガイドライン
- IPv4サービス利用ガイドライン
- IPv6サービス利用ガイドライン
利用申請の流れ
- 以下は物理的接続が完了している場合の流れです。物理的接続については物理的接続形態から当てはまる形態をご参照ください。
- IP Dual接続はSINET接続の基本となるサービスであるため、ガイドラインの規定により、LAN管理責任者を利用サービス管理者と して登録する必要があります。
(「研究室」資格にてSINETより割り当てを受けたIPv6アドレスのみをルーティングアドレスとするIPv6ネイティブ接続を除く)
利用申請
加入機関 → NII
SINET6利用申請書(IPv4/IPv6 Dual)をお送り下さい。
e-mail: apply[@]sinet.ad.jp
※利用開始希望予定日の2週間前までにお送りください。
受付処理
NII
手続き完了連絡
加入機関 ← NII
- 加入機関側での接続に必要な情報をご連絡します。
- 利用サービスID未取得の場合は、利用サービスIDを発行します。
設定作業・導通テスト
加入機関 ・ NII
平日9:00-18:00の対応となります。
変更・解除申請
新規のほか、変更・解除についてもSINET6利用申請書(IPv4/IPv6 Dual)をお送りください。
注意事項・備考
加入機関側機器の設定
- SINET機器は、Cisco社CDP等のメーカー独自プロトコルは解釈しません。送出しないよう設定してください。
- SINET機器は、スパニングツリー(STP)等の冗長化プロトコルは解釈しません。送出しないよう設定してください。 加入機関側よりSTP関連パケット(BPDU等)が送出されると、そのサービスの通信ができなくなります。ご注意ください。
加入機関のLAN側IPアドレス
- JPNIC等から割り当てを受けたPIアドレス(Provider Independent Address)もしくはその一部を使用することも可能です。
- SINETから既に割り当てられたPAアドレス(Provider Address)の一部を使用することも可能です。
接続セグメントのIPアドレス(ノード接続・広域LAN接続をご利用の場合)
- 接続回線の加入機関側IPアドレスはSINETから払い出したものもしくはeduroam.jpから割り当てたものを設定してください。
- 加入機関側に割り当てられたIPアドレス(SINETあるいはJPNIC等より割り当てを受けたもの)は使用できません。
- サービス利用開始前にリンクアップ試験を行うことができます。詳しくはお問合せください。
- 接続セグメントに接続する加入機関側機器ではNAT/NAPT機能は使用しないでください。例図
(eduroam.jpより割り当てを受けたIPv4アドレスを用い、LAN側がeduroam接続用にのみ提供するインターフェースへの適用の場合にはNAT/NAPTの使用が可能です)
経路制御(ルーティング)
- SINETと加入機関との経路制御(ルーティング)は、原則としてstaticで設定します。
- 加入機関のSINET接続用機器に設定するデフォルトルートアドレスは、利用承認書にてお知らせします。
- ルーティング方式としてはオプションのBGPも利用可能です。
お問合せ
学術基盤課 SINET チーム
e-mail: apply[@]sinet.ad.jp