一般のインターネット通信は、送信元と受信先とが1対1に対応しており、同一のコンテンツを多地点に送信する場合、同じ内容のパケットが複数送信元から発信され、回線帯域が無駄になったり、必要な帯域が確保できず、品質が影響を受ける場合があります。
SINET マルチキャストサービスは、マルチキャストグループアドレスに対して送信を行い、必要な場合にだけSINETバックボーンルータにてパケットを複製することで、一度の送信で多地点にコンテンツを届けるサービスです。
概要・特長
- アクセス回線の帯域を有効に活用できます。
- オプションとしてQoS も利用可能です。
利用の準備
後述の注意事項・備考も必ずお読みください。
- サービスの利用に先立ち、SINETへの加入と物理的接続が必要です。新規加入をご参照ください。
- ノード接続を想定しています。その他の物理的接続の場合はご相談ください。
- IPv4/IPv6/Dual サービスを利用していることが前提です。
- 規程・ガイドライン にて「SINETネットワークサービスガイドライン」をご確認ください。
- ネットワークサービス共通ガイドライン
- マルチキャストサービス利用ガイドライン
利用申請の流れ
受付処理
NII
手続き完了連絡
加入機関 ← NII
- 加入機関側での接続に必要な情報をご連絡します。
- 利用サービスID未取得の場合は、利用サービスIDを発行します。
設定作業・導通テスト
加入機関・NII
平日9:00-18:00の対応となります。
注意事項・備考
- 多数の受信者に対してコンテンツを送信する機能を提供することになるため、申請内容によってはサービスの利用が承認されない場合があります。
- SINETルータは、IGMP/MLDは動作しておりません。本申請を頂く事で、加入機関向けIFのPIM-SM/SSMを有効化します。加入機関側では、IGMP/MLD対応ルータをご用意ください。
お問合せ
学術基盤課 SINETチーム
e-mail: apply[@]sinet.ad.jp