ネットワークサービスの技術的内容

SINETの提供するネットワークサービスの技術的な内容についての問合せです

全開閉
Jumboフレーム対応について

SINETへの接続では標準でJumboフレーム設定は無効になっていますが、加入機関からの希望により有効化設定の対応を行います。
接続申請時・接続変更申請時に、備考欄にJumboフレーム利用希望の旨を記載してください。
なお、SINET5における加入機関接続のMTUは9140bytesです。ただし、将来にわたり、このサイズ以上であることを保証するものでは
ありません。可能であれば、加入機関側機器の設定は、余裕をもった9000bytes程度としておくのが安全です。

メーカー独自プロトコルへの対応について

加入機関側におけるSINETへ接続する通信機器の設定では、以下の点に注意してください。

  • SINET機器は、Cisco社のCDP等、メーカー独自のプロトコルは解釈しませんので、送出しないよう設定を行ってください。
  • SINET機器は、スパニングツリープロトコル(STP)等の冗長化プロトコルは解釈しませんので、送出しないよう設定を行ってください。

これらの注意点についてはSINET4以前よりお願いをしていますが、特に後者のSTPについて、
加入機関側で誤って設定を行っていた場合、あるいは利用している機器のデフォルトの設定で有効となっていた場合、
SINET4への接続においては実利用上問題がなかったものが、SINET5においては、L2VPN/VPLSの通信が行えなくなる
ということが確認されています(同一物理インタフェース上の他の論理接続には影響はありません)。

この事象の発生原因および回避策は現在調査中ですが、STPに非対応であること、また送出しない設定については、
上記の通り従来より案内・お願いをしていますので、疎通不可の事象が発生している場合には、接続機器
(SINETに直接接続されている機器とは限らず、当該L2VPN/VPLS接続にかかるVLANセグメント上のすべての接続機器が対象)
におけるSTP設定を確認し、設定が有効になっている場合には、無効化の設定・SINET側へ送出しない設定を行ってください。

IP Dual接続での経路設定について

SINETのIP Dual接続における経路設定は原則としてstaticとなります。
加入機関アクセス回線部分(加入機関側ルータ等とSINET側ルータを接続する部分)のセグメントに対し、
SINETから接続セグメント用アドレスを払い出します。
接続セグメント用アドレスは原則として、IPv4ではnetmask /30、IPv6ではnetmask /64となります。
このアドレスを以下のように設定します。

  • ベースアドレス: 使用しません
  • ベースアドレス+1: SINET側ルータに設定(デフォルトゲートウェイ)
  • ベースアドレス+2: 加入機関側ルータに設定(WAN側アドレス)
  • ベースアドレス+3 以降: 使用しません

加入機関側のルータでは、そのWAN側(SINET向け)インタフェースのアドレスとしてベースアドレス+2を設定するとともに、
デフォルトゲートウェイのアドレスとしてSINETルータのIPアドレス(ベースアドレス+1)を設定します。

SINET側ルータでは、別途加入機関がSINETもしくはJPNIC等から割り当てを受けているネットワークアドレスについて、
そのネクストホップアドレスとしてベースアドレス+2を設定します。

なお、接続セグメント用アドレスをそのまま使用し、NAT/NAPTを用いてインターネットと通信することは禁止しております。

BGP・マルチホーム接続について

IP Dual接続(およびL3VPN接続)におけるBGP(BGP4+)の利用は接続オプションとして提供しています。
接続先がSINETのみの場合、SINETから払い出すプライベートAS番号を使用してのBGP接続も可能です。
またこの場合、SINETから割り当てを受けたIPアドレス(PA(Provider Aggregatable)アドレス)の利用も可能です。

商用ISP等とのマルチホーム接続も可能です。この場合は、JPNICよりグローバルAS番号の割り当てを
受ける必要があります。またIPアドレスについても、JPNIC等より割り当てを受けたIPアドレス
(PI(Provider Independent)アドレス)を利用する必要があります。

単一物理接続上の複数のネットワークサービスの利用について(VLAN)

IP Dual接続とL2VPN接続のように、複数のネットワークサービスを、SINETへの単一の物理接続上で利用する場合、
接続用インタフェースをタグVLANモード(trunkモード)とする必要があります。

accessモード(untag)からtrunkモード(tag)への変更は、当該インタフェースをaccessモードにて利用されていた
ネットワークサービスに対する「利用変更届」を提出してください。
モードの変更の際には通常短時間(数分から10分程度)の通信断が発生します。

当該インタフェース上で利用されるすべてのネットワークサービスに対し、2-4094の範囲の重複しないVLAN IDを指定頂く必要があります。
インタフェースが当初untagモード(accessモード)となっていた場合、そのuntagモード上で利用されていたネットワークサービスに対しても、
VLAN IDを割り当てていただく必要があります。SINETではいわゆるデフォルトVLAN(VLAN ID 1)には対応しておりません。

VLAN IDは、利用されるそれぞれのサービスにかかる申請書の該当項目に、そのサービスで利用するVLAN IDのみを記載してください。
同一インタフェース上の他のサービスで利用するVLAN IDは記載しないでください。(そのサービスの申請書の方に記載してください。)

NTPサービスについて

SINET接続機関向けにNTPによる時刻情報の提供を行っています。
利用条件等詳細は時刻情報提供(NTP)を参照して下さい。