利用サービスによっては、用途に応じてBGPを選択することができます。
SINETへ申請することなく、加入機関側で柔軟に経路制御を行うことができます。
基本サービスのオプションとなります。対応サービスをご確認ください。
利用例
フルルートを含む経路情報の提供(IPv4/IPv6 Dual)
インターネット上の全てのネットワークに到達できるための経路情報(フルルート)あるいはその一部の経路情報を提供(広告)します。
マルチホーム接続(IPv4/IPv6 Dual, L3VPN)
負荷分散や冗長化の目的で、SINET接続に加え商用ISP等の他のネットワークに接続(1)したり、複数のSINETノードに接続(2)する場合に、加入機関のポリシーに沿った適切な経路制御を行うことができます。
1)IPv4/IPv6Dual, 2)IPv4/IPv6DualおよびL3VPN
活用事例
BGPの活用事例は「BGP 一覧」および「マルチホーム接続 一覧」をご覧ください。
対応サービス・申請書
下記の各サービスの利用申請の際に、オプションとしてBGPを選択できます。
BGPの追加・変更・削除は、各基本サービスの変更申請としてお送りください。
L3サービス
注意事項・備考
全般
- BGPの利用にはAS番号が必要です。
- SINET以外のネットワークとのマルチホーム接続を行う場合には、JPNICに申請しグローバルAS番号の割り当てを受ける必要があります。
- SINETのみ(単一ないし複数)に接続する場合には、グローバルAS番号/プライベートAS番号のいずれも利用できます。
- これまでにグローバルAS番号の割り当てを受けていない場合は、利用申請に伴いSINETがプライベートAS番号の割り当てを行います。
プライベートAS番号はSINET外で利用することはできません。 - SINETに広報する経路については、適切にIRRへの登録を行ってください。
- BGPの運用にあたっては、加入機関側に十分な運用経験をもった技術者が必要です。
導入の際は慎重にご検討ください。
フルルート受信
- 経路を受信する加入機関側機器のメモリ・CPUが、フルルートを扱えることを確認してください。
- フルルート導入の結果、加入機関のネットワークに不具合が発生しても、SINET はいかなる責任も負いません。
導入にあたっては慎重にご検討ください。
マルチホーム接続
- マルチホーム接続における経路制御は加入機関の責任で行ってください。
お問合せ
学術基盤課 SINETチーム
e-mail: apply[@]sinet.ad.jp